今日、9月16日はシドニーでのホームステイ先のリトルシスターの9歳の誕生日です。
昨年私がお世話になった6週間に、3人娘全員の誕生日があり、私はタイミングよく一緒にお祝いすることができました。
今年は直接お祝いできないので、誕生日カードとプレゼントを送りました。
何か私にしかできないことをしたくて、日本からキティちゃんグッズを取り寄せて送ろうと思ったのですが
公式サイトは海外発送に対応していなく断念。
3人娘が大好きなkimmidollというキャラクターのプレゼントを贈ることにしました。
だけど諦めの悪い私なので、せめて誕生日カードだけでもキティちゃんのものをと思い、釧路にいるおねえちゃんにお願いして3種類の誕生日カードを送ってもらいました。
一緒に「ほんの気持ちだけれど…」とキティちゃんのえんぴつと消しゴムも送ってくれて、3人娘へのプレゼントがより盛りだくさんになりました。
無事届いて、今頃喜んでくれているといいなと思います。
 
それにしても…なんでサンリオの公式サイトは海外発送に対応していないんだろうな〜と不思議に思います。
キティちゃんは海外でも大人気で、キティちゃんだけじゃなく他のキャラクターの商品を買いたいっていう需要はかなり高いように私には思えるんですが。
海外の顧客との直接のやり取りって、サンリオにとって大きなビジネスチャンスのはずなのに。
会社としては、海外発送を取り扱うことでのコストと利益を考えてあえてやらないことにしているのかもしれませんが…。
もし海外発送を取り扱っていたら、私は間違いなく顧客の1人です。
 
その他にも海外発送に対応していないところが多いと私は感じています。
日本にいたときにはインターネットでの買い物に対して、「送料無料!」ってことがひとつのハードルの気がしていたけれど
オーストラリアにいる今は「海外発送可」ということが最大のハードルだなと思います。
海外発送に対応しているところでも、実際の送料を知って「うぅーん、それだったら我慢する!!」となることも多いのもまた事実ですが。
 
私がネットショッピングで探しているもには「これがなければ生活できない」というものではないので
単なる私のこだわりなんですが…
例えばユニクロのジーンズとかキャミソールとか、安いのに質もよくて長く使えるものとか
「やっぱりあそこのあれが一番いい!」と思う瞬間がたくさんあります。
日本の何かが恋しいとしたら、それは「買い物」かもしれません笑
 
インターネットのおかげで、世界中のものを簡単に買えるようにはなったけれど
「買い物のし易さ」「便利さ」の点でいったら、オーストラリアから日本のものを買う場合まだまだ成長させられる部分が多いのかなと思いました。
私にでもできる何か…あるかもしれませんね。
 
先日お手伝いしたRose Hotelのソーシャルクラブからお手紙をもらいました。
 
親愛なるサオリ様
ソーシャルクラブを代表して、8月24日のトリビアの会における、あなたの功績に深く感謝します。
あなたはどのメンバーの要求にも、プロとして迅速に対応してくれました。
たくさんのメンバーがあなたの親しみやすく、礼儀正しい姿勢に喜びを感じたと語っていました。
今後のソーシャルクラブにおいても、あなたに逢えることを皆が楽しみにしています。
心からのありがとうを込めて
代表 Julei Singh
 
ブログにも書いた通り、ビールをつぐのに慣れていな私を励ましながら受け入れてくれたのは、ソーシャルクラブのメンバーなのに
こんな風に言ってくれて本当にうれしく思います。
わざわざお手紙を書いてくれたことも感激です!手紙好きの私なのでなおさらです(^^)
 
ステファンもホストマザーもこの手紙のことをすごく喜んでくれて
ホストマザーは
「きちんと保存して、履歴書と一緒に綴じておきなさい!仕事探しの時に使えるから」と。
 
昨日もバーにソーシャルクラブメンバーの夫婦がいて
「手紙読んだ?次もおいでね!」と声をかけてくれました。
いい環境、いい人たちに出逢えたことを改めて感謝する出来事でした。
 
私はいつもこんな風に人との繋がりや出来事のなかで喜びを感じます。
さみしさもくやしさも、もちろん人とのやり取りがあるから。
私の周りにいる人たちを喜ばせたい。すべてはそこにあるような気がします。
 
先週の土曜日、オーストラリアで総選挙があり、6年ぶりに政権が交代しました。
5週間の選挙活動中は毎日選挙に関するニュースが流れていて、投票日が近づくと、選挙戦はますますヒートアップして
首相と野党党首の妻や娘もテレビに登場して各人を応援していました。
 
オーストラリアでの選挙で驚いたこと。
◆その1◆罰金
オーストラリアでは、正当な理由なしに投票を行わなかった場合、20ドルの罰金が課せられます。
2回目からは罰金が50ドルに。
オーストラリアでは1924年から投票が義務化されていて、投票率は90パーセント以上とかなり高くなっています。
 
◆その2◆国民の前でディベート
選挙期間中、首相と野党党首のディベートが数回行われていました。
日本の"党首討論"と同じようなものだと思っていたのですが、決定的な違いがありました。
そのディベートは国民の前で、国民からの質問に答えて行われるのです。
ディベート会場には50〜100人くらいの国民がいて、進行役によって進められて行きます。
各党が掲げている公約や、経済政策、教育、医療などさまざまな分野に対する質問がぶつけられていて、時にヒートアップしながら進んでいきました。
 
見ていて興味深かった質問は野党党首へのもので
「現在、公約としてたくさんのことを挙げているけれど、今回の選挙で政権を取ったら本当に公約を実施できますか。政権をとった途端に、あれがあーでとか理由をつけて公約を変えたりしませんか。」とういもの。
野党党首はちょっとしどろもどろで、はいともいいえとも言えないような答えをしていたら
すかさず進行役から「イエスですか?ノーですか?」と聞かれていました。
政策の実行力という点はどこの国でも大きな問題なのかもしれません。
 
別の日には、野党党首とのディベートではなく、首相だけが同じように国民からの質問に答える番組もあって
日本ではこんな機会ないよな〜と興味深く観ていました。
 
◆その3◆相手を批判するCM
オーストラリアでは、選挙期間中テレビでさまざまなCMが流れていました。
各党の党首が「我が党に1票を」を呼びかけているものから、批判的なものまでたくさんです。
前に、アメリカの大統領選での批判CMをみたことがありますが、ここオーストラリアでも頻繁に流れていました。
野党の子ども手当カットを批判して、「彼が勝てば、あなたは失う」とか
数ヶ月前の首相が変わってからの政策を批判して「たった数ヶ月でこれだけのことをしてきた。また3年この政権が続くこと想像できますか?」など。
そういう批判CMが許されていることが私には衝撃的でした…。
 
今回のオーストラリアの選挙、投票はできないものの、他の国の選挙戦を実際に目にできたおもしろい体験になりました。
 
AP Photo/Shizuo Kambayashi
 
2020年のオリンピック東京開催が決定しましたね!
Facebookでもツイッターでもニュースでも、みんな喜んでいて、明るいニュースはやっぱりいいなと。
NHKの夜のニュースが次の日にオーストラリアでも放送されているんですが、今日は時間いっぱいオリンピックの話で
ステファンが「なんでオリンピックの話ばかりなんだ。他にもニュースあるでしょ」と笑っていたけれど
それくらいみんなの心が躍るニュースだってことですよね(*^^*)
 
太田選手、滝川クリステル、安倍首相…最終プレゼンでの全文を追っかけて、YouTubeで動画もみて見ました。
IOC委員会が決定を下すための重要なプレゼンを
自信たっぷりに、日本の心をこめて、英語やフランス語でするなんて、どんなプレッシャーなんだろうと思いました。
日本語でのプレゼンだって、たくさんの人を前にしたり、重要であればあるほど緊張するものだろうに。
今回の勝因のひとつに最終プレゼンの出来の良さも挙げられているから、プレゼンターはきっとほっとして、喜びも倍だろうなと思います。
 
東京でのオリンピック。
私はスポーツに大きく携わったことはないし、オリンピックに思い入れもないけれど
私の大好きな"東京"が選ばれたことをすごくうれしく思っています。
社会人になってから東京で暮らし始めて、私は東京が大好きになりました。
それまでは憧れもなにもなかったけれど、会社の人と、同期と、友達と、もちろん一人でもたくさん楽しい時間を過ごして
「東京って私にとってこんなに心が躍る場所なんだ」といつの間にか私の憧れの場所になっていました。
 
ある人にとっては、ビルだらけの、ごちゃごちゃした街かもしれないけれど
私にとってはそれすらも東京が好きな理由です。
こんなに大きな街で、有り余るほどの物やお店があって、なんでも出来てしまいそうな気持ちになる場所は他にないと。
だからオリンピックでたくさんの人が東京に来て「わぁ、東京ってこんなところなんだ」と思ってくれたらいいなと思います。
 
長野で冬のオリンピックが開催された時
授業を中止して教室のテレビでオリンピック観戦したのを覚えています。
自国開催は真夜中でも早朝でもなくいい時間に試合が観れるのもうれしいことのひとつですよね。
きっと日本中が夢中になる2020年の東京五輪になりますね。
 
オーストラリアに来て、丸1年が経ちました。
去年の9月1日、ドキドキしながらシドニーのホストファミリーのお家のドアを開けた時がすごく懐かしい。
満面の笑みで迎えてくれたホストマザーと、私の手をひいてお家に入れてくれた3人のリトルシスター達。
すごくうれしい気持ちでオーストラリアでの日々が始まったのを思い出しています。
 
この1年でどれくらい英語が伸びたか、自分の感覚だけで判断するのは難しいけれど
携帯会社に問い合わせの電話をしたり、地元のバーで働き始めたりと
1年前ではできなかっただろうことができるようになっているので
確実に成長している部分があると思っています。
 
「オーストラリアに行ってくる」なんてことは結構あっさり決めたりするのに
別のところでは小心者で、 心配事もたくさんあって、周りの人がどんな風に思っているか気にしいだったりします笑
ステファンが前に「こうしてオーストラリアで楽しく元気にしていること、両親が誇りに思ってくれたらいいね」と言ってくれた時
なんだかその「誇り」って言葉が私の中でひとつの答えになった気がしました。
「そうか。私がいつも欲しかったのはそういうことなのか」と。
 
日本語で「誇り」って聞くと結構重たい言葉に聞こえるけれど
I'm proud of you.って表現は英語ではよく使われます。
筋肉痛と戦いながらトマトピッキングしてる時や、バイト先のオーナーが私の働きっぷりを褒めてくれた時などに
私の周りの人がかけてくれるような、「がんばったね」「よくやってるね」なんて意味合いもあるそんな言葉です。
 
こうして違う国に来て、日々を過ごしている経験が私の人生にあってよかったなと思っています。
もう1年オーストラリアにいられること、すごくうれしく思っています。
これからもみんなが「元気そうにやってるじゃん」と声をかけてくれるような日々を過ごしたいと思います。
そして私自身が「I'm proud of myself」と言えるような日々にできたらいいなと思います。
 
この1年、色んな場所で、色んな形で私を支えてくれたみんなに感謝します。
これからの1年もオーストラリアでの日々をこのブログでたくさん残していけますように。